黄飯(おうはん、きめし)は、大分県臼杵市の郷土料理で、クチナシで色を付けた黄色い飯。
[編集] 作り方
乾燥したクチナシの実に刻み目を付けて水につけ、黄色く染まった水で炊いた米を炊く。
本来は、根菜やエソなどの白身の魚を具にした「加薬」(かやく)と呼ばれる汁とともに食べられる。
[編集] 由来
江戸時代の稲葉氏治下の臼杵藩で、財政が困窮したために、赤飯の代わりに慶事に出す料理として生まれたと言われる。
1749年(寛延2年)には稲葉氏分家の当主が有馬温泉を訪れた際に、大阪蔵屋敷で家臣に黄飯を振る舞ったという記録が残っているという。また、日田出身の幕末の農学者大蔵永常が1833年(天保4年)に著した『徳用食鑑』でも、臼杵の黄飯が紹介されている。
臼杵は、キリシタン大名大友宗麟の本拠でもあった土地であり、そこから黄飯はスペインのパエリアの影響を受けているともいわれる。
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